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ロリポップに申し込んだあと、管理画面や案内メールに「ムームードメイン」の名前が出てきて、これも契約しないといけないのか、二重に料金を払うことになるのではないか、と手が止まる人は少なくありません。どちらもGMOペパボ(同じ運営会社)のサービスなので、名前が並ぶと同じものの別プランのように見えてしまうためです。結論から言うと、この2つはサーバー(データの置き場所)とドメイン(サイトの住所)という別々の商品で、多くの場合は両方を持つことになります。選ぶ基準は「どちらか一方で足りるか」ではなく、「2つの契約の更新日をどう管理するか」に移ります。
ロリポップとムームードメインの役割分担

まず、それぞれが何を提供しているかを分けて考えます。ロリポップはレンタルサーバーで、WordPressのファイルや画像、記事データを置いておく場所を貸すサービスです。ムームードメインはドメイン登録サービスで、「example.com」のような住所(独自ドメイン)を取得・管理する窓口です。
家にたとえると、サーバーは荷物を置く部屋、ドメインはその部屋にたどり着くための住所です。部屋だけ借りても住所がなければ人は来られませんし、住所だけ登録しても中身を置く場所がなければサイトは表示されません。だから片方だけでは基本的に完結せず、独自ドメインでサイトを運営するなら両方が要ります。
| 比較項目 | ロリポップ | ムームードメイン |
|---|---|---|
| 商品の種類 | レンタルサーバー | ドメイン登録・管理 |
| 提供するもの | データの置き場所(部屋) | サイトの住所(独自ドメイン) |
| 課金の対象 | サーバー利用料(月額・契約期間分) | ドメインの取得料・更新料(年単位) |
| 更新の周期 | 契約したサーバー期間ごと | 原則1年ごと(複数年も可) |
| 運営会社 | どちらもGMOペパボ(別サービスとして提供) | |
(2026年9月時点・公式サイト確認)。運営会社が同じなので、ロリポップの管理画面からムームードメインで取得したドメインを設定する導線はつながっています。ただし料金の請求も更新の締め日も別々に動く、というのがつまずきやすい点です。
なぜ同じ会社なのに契約が2つ要るのか
サーバーとドメインが別契約なのは、そもそも役割が違い、料金体系も違うからです。サーバーは月額(実際には契約期間分をまとめて前払い)で借りるもので、ドメインは1年単位で登録・更新するものです。この関係はロリポップとムームードメインに限らず、どのレンタルサーバーとドメイン会社の組み合わせでも同じ構造です。サーバーとドメインの役割の違いそのものについては、比較記事のレンタルサーバーおすすめ比較で総額の考え方とあわせて整理しています。
同じGMOペパボでまとめる利点は、設定の連携がスムーズで管理画面の行き来が少ないことです。一方で、「1つの支払いにまとまる」わけではありません。サーバー代とドメイン代は別の明細として発生し、更新日も別に来ます。ここを同じものだと思い込むと、あとで説明する更新切れの事故につながります。
サーバーとドメインは別会計になる(料金の内訳)

費用がどう分かれるかを、実際の数字で見てみます。たとえばロリポップのライトプランを36ヶ月契約で持つ場合、公式サイトで確認した料金は月額330円、初期費用0円です(2026年9月時点)。ここに独自ドメインの費用が別に乗ります。
- サーバー代(ロリポップ ライト・36ヶ月): 330円 × 36ヶ月 = 11,880円(初期費用0円)
このように、サーバーの明細とドメインの明細は最初から別の行で発生します。サーバーを長期一括で払っても、ドメインは1年ごとに更新料がかかり続けるのが通常です。ドメインの取得料と2年目以降の更新料の関係は当サイトの別記事で扱っているため、ここでは「サーバー代とは別に、毎年ドメイン更新料が発生する」という点だけ押さえてください。
ロリポップの無料ドメイン特典との関係
混同がさらに増えるのが、ロリポップ側の「独自ドメイン無料」特典です。公式サイトで確認したところ、ロリポップのハイスピードプランとエンタープライズプランでは、独自ドメインが2個ずっと無料になります(条件は12ヶ月以上の契約かつ自動更新設定中・2026年9月時点)。この特典が付くと、対象のドメインについてはムームードメイン側の更新料の負担がなくなります。
逆に言うと、この特典が付くのはハイスピード以上のプランで、しかも条件を満たしている場合だけです。ライトやスタンダード(36ヶ月で月額605円)など特典対象外のプランでは、ドメインは通常どおり取得・更新料がかかります。「ロリポップを契約したからドメインも無料のはず」と思い込むのが典型的な誤解で、契約したプランと条件を必ず確認してください。
特典の対象かを見分ける手順
- 契約プランがハイスピードまたはエンタープライズか(ライト・スタンダードは対象外)
- 契約期間が12ヶ月以上か
- 自動更新の設定が有効になっているか
3つすべてに当てはまれば、対象ドメイン(最大2個)は無料で持てます。1つでも外れると、ドメインは有料の扱いに戻ります。
セットで持つときの更新日管理(判断フロー)
2つの契約を持つ人がいちばん困るのは、料金の額よりも「更新日が別々に来ること」です。サーバーを36ヶ月で払っていても、ドメインは1年ごとに更新が来ます。ドメインの更新を1回でも忘れると、サーバーが生きていてもサイトが表示されなくなり、最悪の場合はドメインを失います。次の流れで管理方法を決めてください。
更新切れを防ぐための判断フロー
- ドメインは自動更新にできるか → できるなら自動更新をオンにし、支払い方法(クレジットカード等)の有効期限も一緒に確認する。カード切れで自動更新が失敗する事故が多いためです。
- サーバーとドメインの契約日は近いか → 遠い場合は、どちらかの更新月をカレンダーに手動で登録しておく。同じ会社でも締め日は連動しません。
- 無料ドメイン特典の条件を満たし続けているか → ハイスピード等で特典を使っている場合、自動更新を切ると特典条件から外れることがあるため、途中で設定を変えないようにする。
ロリポップには10日間の無料お試し期間があるので、この期間のうちに管理画面でドメイン設定と自動更新の場所を確認しておくと、契約後に慌てずに済みます。
よくある質問
ロリポップだけ契約すればサイトは作れますか
ロリポップが最初から用意する初期ドメイン(サブドメイン)を使えば、独自ドメインなしでもサイト自体は作れます。ただし「example.com」のような独自の住所は使えないため、独自ドメインで運営したい場合はムームードメイン等でドメインの取得が別に必要です。
ムームードメインだけ契約する意味はありますか
ドメインだけを先に押さえておきたい、他社のサーバーで使いたい、といった場合はムームードメイン単体の契約にも意味があります。ドメインは登録した人のものとして管理できるため、サーバーとは切り離して持てます。
2つとも同じ会社にまとめると料金は安くなりますか
まとめること自体で自動的に割引になるわけではありません。安くなるのは、ロリポップのハイスピード以上で無料ドメイン特典の条件を満たした場合など、特典が適用されるケースです(2026年9月時点・公式サイト確認)。それ以外はサーバー代とドメイン代がそれぞれ発生します。
ドメインの更新料はサーバー代に含まれますか
含まれません。無料ドメイン特典の対象でない限り、ドメインの更新料はサーバー代とは別に、原則1年ごとに発生します。サーバーを長期一括で払っていても、ドメインは別途更新が必要です。
他社のサーバーに引っ越すとき、ムームードメインで取ったドメインはどうなりますか
ドメインはドメイン登録サービス側で管理されているため、サーバーを他社へ移してもドメインはそのまま使い続けられます。移転先のサーバーにドメインの向き先(DNS)を設定し直す作業が必要になります。
サーバーを解約したらドメインも消えますか
サーバーの解約とドメインの契約は別なので、サーバーを解約してもドメイン自体はドメイン側の契約が続く限り残ります。ただしサーバーがなくなればサイトは表示されなくなり、無料ドメイン特典で無料になっていた場合は特典が外れて更新料が発生することがあるため、解約前に条件を確認してください。
参考・出典
- ロリポップ!レンタルサーバー 料金プラン https://lolipop.jp/pricing/
- ロリポップ!レンタルサーバー 機能一覧 https://lolipop.jp/service/function/

