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「xserver 初期費用」「ロリポップ 初期費用」で検索して、いくら上乗せされるのか身構えている人は多いはずです。数年前まではサーバー契約時に3,000円前後の初期費用がかかるのが当たり前で、初月だけ請求額が跳ね上がりました。ところが今は事情が変わっています。個人向けの主要サーバーはほぼ初期費用0円で、上乗せが残っているのはごく一部の契約条件だけです。
結論を先に言うと、初期費用で各社を比べる意味はほとんどありません。選ぶ基準は月額と契約期間、そして無料ドメインや自動バックアップといった中身に移っています。例外として初期費用が発生するのは「カラフルボックスを1ヶ月契約で申し込むとき」くらいで、これも契約期間を延ばせば消えます。以下で主要7社の実額と、その例外の構造、経費計上の勘定科目までを公式サイトで確認した数字で整理します。
xserver・ロリポップを含む主要7社の初期費用一覧

まず、個人でよく候補に挙がる共用レンタルサーバー7社の初期費用を並べます。いずれも各社の公式料金ページで確認した内容です(2026年9月時点・公式サイト確認)。
| サーバー | 初期費用 | 補足 |
|---|---|---|
| エックスサーバー | 0円 | スタンダード・プレミアム・ビジネスの全プラン |
| ConoHa WING | 無料 | WINGパックで申し込む場合 |
| ロリポップ | 0円 | エコノミー〜エンタープライズの全プラン |
| さくらのレンタルサーバ | 無料 | ライト以上 |
| mixhost | 記載なし | 公式料金ページに初期費用の項目なし |
| カラフルボックス | 無料(3ヶ月以上契約)/2,200円(1ヶ月契約のみ) | 唯一の例外。詳細は次章 |
| シン・レンタルサーバー | 0円 | ベーシック以上 |
xserver(エックスサーバー)は全プランで初期費用0円です。ロリポップも最安のエコノミーから最上位のエンタープライズまで一律0円になっています。かつて初期費用が有料だった時期を覚えている人ほど、今の一覧を見ると拍子抜けするかもしれません。mixhostだけは公式ページに初期費用の項目自体がなく「記載なし」としていますが、初回契約分の月額が割引かれる料金体系で、別枠の初期費用を取る作りにはなっていません。
カラフルボックスだけ残る「1ヶ月契約2,200円」の構造
初期費用が発生する唯一のケースが、カラフルボックスの1ヶ月契約です。同社は3ヶ月以上の契約なら初期費用が無料ですが、1ヶ月だけの契約に限り2,200円の初期費用がかかります(2026年9月時点・公式サイト確認)。これは「短期でお試しだけして解約する人」に一定の負担を持たせる設計で、他社が初期費用そのものを撤廃したのとは逆の考え方です。
金額がどう効いてくるか、BOX1プランで初月の支払いを比べてみます。
- 1ヶ月契約: 初期費用2,200円 + 月額792円 = 初回2,992円
- 3ヶ月契約: 初期費用0円 + 月額748円×3 = 3ヶ月分2,244円
1ヶ月だけ使うつもりでも、3ヶ月契約にしたほうが総額は安く、しかも3ヶ月使えるという逆転が起きます。カラフルボックスには30日間の無料お試し期間(クレジットカード不要)もあるため、短期で試すなら有料の1ヶ月契約を選ぶ理由はほとんどありません。
初期費用で損しないための判断フロー
初期費用まわりで迷ったときは、次の順で考えると外しません。
- 候補が xserver・ロリポップ・ConoHa WING・さくら・シンのいずれか → 初期費用は0円。気にせず月額と契約期間で選ぶ。
- 候補がカラフルボックスで、契約が3ヶ月以上 → 初期費用0円。そのまま進める。
- 候補がカラフルボックスで、1ヶ月だけ試したい → 初期費用2,200円を払うより、30日無料お試しか3ヶ月契約に切り替える。
VPSの初期費用も横並びで0円

マインクラフトのサーバーや自動化ツール用にVPS(仮想専用サーバー=1台のサーバーを仮想的に分けて丸ごと借りる方式)を検討している場合も、初期費用は心配いりません。主要4社はいずれも初期費用0円または無料です(2026年9月時点・公式サイト確認)。
- ConoHa VPS: 無料
- さくらのVPS: 無料
- KAGOYA CLOUD VPS: 無料
- XServer VPS: 0円
VPSは共用サーバーより月額が上がるプランもありますが、契約時にまとまった初期費用を取られることはありません。判断材料になるのは初期費用ではなく、スペック(vCPUやメモリ)と契約期間ごとの月額です。
初期費用の勘定科目と、年払いで気をつける短期前払費用

個人事業主やフリーランスがサーバー代を経費にするとき、初期費用や月額料金は「通信費」として計上するのが一般的な扱いです。金額が小さく、事業のインターネット環境を維持するための費用にあたるためです。この分類は会計ソフトや税理士によって「支払手数料」などに寄せることもあり、事業の実態に合わせて継続して同じ科目を使うのが基本になります。
初期費用そのものより注意したいのが、月額を年払いや複数年一括で先払いしたときの扱いです。国税庁の所得税基本通達37-30の2では、支払った日から1年以内に提供を受ける役務にかかる前払費用について、支払った年の必要経費に継続して計上していればそれを認めるとしています(短期前払費用)。原則は12月31日時点でまだ提供を受けていない役務の分を前払費用として翌年へ繰り越す扱いですが、1年以内なら支払時の経費にできるという特例です。
ただし36ヶ月一括のように1年を超える部分は短期前払費用の対象外で、期間に応じて按分する必要があります。金額基準の定めはありません(2026年9月時点・国税庁 所得税基本通達)。税務判断は事業の状況によって変わるため、迷う場合は顧問税理士に確認することをおすすめします。年払いの落とし穴や個人事業主の総額感については、個人3社の3年総額を比べた記事で具体的に整理しています。
よくある質問
xserver(エックスサーバー)の初期費用は本当に0円ですか
はい。スタンダード・プレミアム・ビジネスの全プランで初期費用0円です(2026年9月時点・公式サイト確認)。契約時に上乗せされるのは選んだ契約期間分の月額だけで、別枠の初期費用は発生しません。
ロリポップの初期費用はいくらですか
ロリポップも全プランで初期費用0円です。最安のエコノミーから上位のスタンダード・ハイスピードまで、初期費用の負担はありません。過去に有料だった記憶があっても、現在は無料になっています。
カラフルボックスで初期費用を0円にする方法はありますか
契約期間を3ヶ月以上にすれば初期費用は無料になります。初期費用2,200円がかかるのは1ヶ月契約のときだけです。短期で試したいなら30日間の無料お試し期間を使うほうが負担がありません。
初期費用の勘定科目は何になりますか
事業用のサーバー代は「通信費」で計上するのが一般的です。会計ソフトや税理士の方針により別科目にすることもありますが、いったん決めた科目を継続して使うのが基本です。年払いの場合は短期前払費用の扱いも合わせて確認してください。
年払いにすると初期費用の代わりに何か注意点がありますか
初期費用は変わりませんが、支払った料金の経費計上のタイミングに注意が必要です。1年分までは短期前払費用として支払った年の経費にできる特例がありますが、36ヶ月一括など1年を超える部分は期間で按分します。
VPSにも初期費用はかかりますか
主要なVPS4社(ConoHa VPS・さくらのVPS・KAGOYA・XServer VPS)はいずれも初期費用0円または無料です(2026年9月時点・公式サイト確認)。VPSでも初期費用は判断材料になりません。
参考・出典
- エックスサーバー 料金 https://www.xserver.ne.jp/price/
- ロリポップ! 料金 https://lolipop.jp/pricing/
- ConoHa WING 料金 https://www.conoha.jp/wing/pricing/
- さくらのレンタルサーバ プラン https://rs.sakura.ad.jp/plan/
- mixhost 料金 https://mixhost.jp/
- カラフルボックス 料金 https://www.colorfulbox.jp/price/
- シン・レンタルサーバー 料金 https://www.shin-server.jp/service/price.php
- 国税庁 所得税基本通達 37-30の2(短期前払費用) https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/shotoku/05/09.htm

