WordPress 費用の内訳|年間いくらかかるのか

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無料ブログで書き続けてきて、そろそろ独自ドメイン(自分専用のインターネット上の住所)の WordPress に移りたい。ただ、広告で見かける「月990円」というサーバー代のほかに、ドメインやテーマ(サイトの見た目を決めるデザインの型)でいくら上乗せされるのかが読めず、年間の合計が見えないまま踏み出せない。こういう場面で足が止まる人は少なくありません。

結論から言うと、WordPress の費用は「サーバー・ドメイン・テーマ・プラグイン」の4つに分けて考えると全体像がつかめます。この4つのうち、有料でどうしても必要なのは実質サーバー代だけで、ドメインはサーバーの無料特典で賄い、テーマとプラグインは無料のもので始められます。この組み合わせなら年1万円台に収まります。判断の軸は単純で、まず無料で始めて、運用しながら必要になったものだけ有料へ切り替えることです。以下でその内訳と切り替えの境目を、公式サイトで確認した料金をもとに具体的な数字で見ていきます。

WordPress費用の内訳は4つに分かれる

サーバー機器、光る球体、タブレット、幾何学的な部品
サイトを構成する要素(イメージ)

WordPress というソフト自体は無料で配布されています。お金がかかるのは、それを動かすための「場所」と「住所」、そして見た目や機能を足す部分です。整理すると次の4項目になります。

  • レンタルサーバー: WordPress を設置して動かす場所。年間費用の大半を占める中心の項目。
  • 独自ドメイン: 「example.com」のような自分専用の住所。取得料と、2年目以降の更新料がかかる。
  • WordPressテーマ: サイトのデザインの型。無料テーマと、買い切り・年額の有料テーマがある。
  • プラグイン: 問い合わせフォームやセキュリティなど機能を足す拡張。無料が多く、一部に有料がある。

このうち毎年必ず発生するのはサーバー代とドメイン更新料です。テーマとプラグインは、無料で運用を始めてしまえば0円のまま続けられます。つまり「年間いくらか」を左右するのは、ほぼサーバーの選び方と、ドメインをどう用意するかの2点に集約されます。

年1万円台に収める費用の明細

実際に4項目を合算した明細を組んでみます。ここでは無料ドメイン特典のあるサーバーを選び、テーマとプラグインは無料で揃える前提です。料金は2026年9月時点で公式サイトを確認した金額を使います。

費用項目 内容 年額の例
レンタルサーバー エックスサーバー スタンダード(12ヶ月契約・月額1,100円) 13,200円
独自ドメイン サーバーの無料ドメイン特典を利用(12ヶ月契約で1つ永久無料) 0円
WordPressテーマ 無料テーマを使用 0円
プラグイン 無料プラグインのみ 0円
合計 1年目・2年目とも同じ構成なら 13,200円/年

エックスサーバーのスタンダードプランは、12ヶ月契約で無料ドメインを1つ、24ヶ月以上の契約で2つまで永久無料にできます(2026年9月時点・公式サイト確認)。この特典を使えば、契約を続けている間はドメインの更新料も0円で、明細のうち有料になるのはサーバー代だけです。無料SSL(通信を暗号化し「保護された通信」と表示させる仕組み)も無料・無制限で付くため、ここにも追加費用は乗りません。

より安く抑えるなら、ロリポップのライトプラン(12ヶ月契約・月額539円=年6,468円)やさくらのレンタルサーバのスタンダード(12ヶ月一括6,600円)といった選択肢もあります(2026年9月時点・公式サイト確認)。ただしこの2つは無料ドメイン特典が付かない、または対象プランが限られるため、別途ドメイン取得料と更新料が加わります。ドメインの取得料・更新料は取得するドメインの種類(.com、.net など)や登録業者によって幅があるので、契約前に必ず公式で確認してください。

無料でどこまでできて、どこから有料になるか

暗い机の上で、二つの異なるデザインのガジェットを選ぶ手元
どちらを選ぶか、悩む手元(イメージ)

費用を最小にしたい場合、無料で始められる範囲を知っておくと切り替えの判断がしやすくなります。広告なしで独自ドメインの WordPress を使えるかどうかや、無料の範囲の限界については、無料プランを扱った別記事で詳しく触れています。ここでは費用の観点だけに絞ります。

テーマは無料で始めて問題ない

WordPress には公式ディレクトリに登録された無料テーマが多数あり、ブログや小規模なサイトなら無料テーマで十分に運用できます。有料テーマ(SWELL や THE THOR など、国産で人気の高いもの)は、デザインの完成度や表示速度の最適化、専用サポートに価値を感じたときに検討すれば足ります。有料テーマの多くは買い切り型で、一度購入すれば複数サイトで使い回せるものもあります。価格帯は各テーマの公式ページで確認してください。

プラグインは無料が基本

問い合わせフォーム、SEO設定、バックアップ、セキュリティといった基本機能は、無料プラグインで一通り揃います。有料版は、無料版の上位機能やサポートが必要になったときの追加投資と考えれば、最初から予算に含める必要はありません。

費用を左右する判断フロー

年間費用は「どこを無料で賄い、どこに払うか」で決まります。次の条件で切り分けると、自分の必要額が見えてきます。

  1. ドメインを長く使い続ける予定か → はい: 無料ドメイン特典のあるサーバー(エックスサーバー、ConoHa WING など)を選ぶと更新料が0円になり、年間はサーバー代のみ。いいえ・短期のお試し: 特典なしの安いサーバー+別途ドメインでも可。
  2. デザインに時間をかけたくないか → はい: 有料テーマの購入を1年目だけ検討。買い切りなら翌年以降は上乗せなし。いいえ: 無料テーマで0円。
  3. 契約期間を長くできるか → はい: 36ヶ月一括など長期契約で月額が下がる(例: エックスサーバー スタンダードは36ヶ月契約で月額が12ヶ月契約より安くなる)。いいえ: 12ヶ月契約から始め、続けられそうなら次回に長期へ切り替える。

3つとも「無料・短期・無理をしない」を選べば年1万円未満から、逆に「長く使う・有料テーマ・長期契約」を選ぶと初年度だけ有料テーマ代が乗り、翌年からはサーバー代のみに戻る、という形になります。契約期間ごとの総額の考え方や3社の3年総額の比較は、個人向けレンタルサーバー3社の3年総額を比較した記事で詳しくまとめています。

サーバー別の年額を比較する

暗いタブレット画面で比較表を操作する手
複数の選択肢を比較する手元(イメージ)

費用の中心であるサーバー代を、主要プランの12ヶ月契約で年額換算して並べます。無料ドメイン特典の有無で実質の年間費用が変わる点に注目してください(2026年9月時点・公式サイト確認)。

サーバー / プラン 月額(12ヶ月契約) 年額換算 無料ドメイン特典
ロリポップ ライト 539円 6,468円 なし
さくらのレンタルサーバ スタンダード 550円(一括6,600円) 6,600円 記載なし
ConoHa WING ベーシック 970円 11,640円 最大2つ無料
エックスサーバー スタンダード 1,100円 13,200円 最大2つ永久無料(12ヶ月で1つ)

ConoHa WING のWINGパック料金は申込時期によってキャンペーン価格が適用されることがあり、表示価格は変動します。エックスサーバーやシン・レンタルサーバーも時期によってキャンペーンや実質割引を行っているため、申込前に各公式サイトで最新の適用料金を確認してください。年額だけを見ると安いプランでも、ドメイン更新料が別途乗ると総額が逆転することがあるので、必ず「サーバー代+ドメイン」の合算で比べるのが失敗しないコツです。

よくある質問

WordPress自体は無料ですか

ソフトウェアとしての WordPress は無料で使えます。費用がかかるのは、それを動かすレンタルサーバーと独自ドメインの部分です。テーマとプラグインは無料のものだけで運用でき、その場合の年間費用はほぼサーバー代だけになります。

年間で最低いくらから始められますか

無料ドメイン特典のあるサーバーを選び、無料テーマ・無料プラグインで揃えれば、年1万円台前半に収まります。特典なしの安いプランなら年6,000〜7,000円台のサーバー代から始められますが、その場合は別途ドメインの取得料・更新料が加わります。

ドメインは2年目から高くなりますか

サーバーの永久無料特典で取得したドメインは、そのサーバーの契約を続けている間は更新料が0円です。特典を使わず自分で取得したドメインは、種類や登録業者によって2年目以降の更新料が初年度より上がることがあるため、契約前に公式の更新料を確認してください。

無料テーマだけで運用しても問題ありませんか

ブログや小規模なサイトであれば、無料テーマで十分に運用できます。デザインの完成度や表示速度の最適化、専用サポートが必要になったと感じた時点で、有料テーマへの切り替えを検討すれば足ります。

有料プラグインは最初から必要ですか

フォーム、SEO、バックアップ、セキュリティといった基本機能は無料プラグインで揃います。最初から有料版を入れる必要はなく、無料版の機能で物足りなくなったときに追加投資として検討するのが無駄のない順番です。

制作を業者に依頼すると費用はどう変わりますか

自分でサーバー契約から設置まで行えば、上で示したとおり年1万円台に収まります。制作代行に依頼する場合は、この年間費用とは別に制作費が発生します。自分で作る場合と代行の費用差については、制作方法を扱った別記事を参考にしてください。

参考・出典

  • エックスサーバー 料金(https://www.xserver.ne.jp/price/)/機能(https://www.xserver.ne.jp/functions/)
  • ConoHa WING 料金(https://www.conoha.jp/wing/pricing/)/機能(https://www.conoha.jp/wing/function/)
  • ロリポップ 料金(https://lolipop.jp/pricing/)/機能(https://lolipop.jp/service/function/)
  • さくらのレンタルサーバ プラン(https://rs.sakura.ad.jp/plan/)/スタンダード(https://rs.sakura.ad.jp/plan/standard/)
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