本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。
友人3〜4人でARK(Ark: Survival Evolved/恐竜サバイバルゲーム)のPvEを遊ぼうとVPS(仮想専用サーバー=1台のサーバーを仮想的に区切って専有できる契約)を借り、テンプレートからサーバー自体は立ち上がった。ところが公式サーバーと同じ遅さで、恐竜のテイム(手なずけ)に何時間もかかる。どこを触ればテイム速度が変わるのか、MOD(追加要素の改造データ)はどうやって入れるのか、そこで手が止まる人が多い場面です。
結論から言うと、ARKの構築は「テンプレートで立てる → 設定ファイルを1〜2個だけ書き換える → MODを入れる」の3手で終わります。触るファイルは基本的に GameUserSettings.ini と Game.ini の2つだけ。どのサーバーを借りるかの比較ではなく、借りた後に自分の遊び方へ寄せる作業がこの記事の中心です。どのプランを選ぶか自体で迷っている場合は、先に個人向けの料金比較記事で総額の目安をつかんでから戻ってきてください。
ARKサーバーの立て方は3ステップで終わる
全体の流れを先に押さえます。恐竜サバイバルは重いゲームですが、作業そのものは複雑ではありません。
- テンプレートで構築:ConoHa VPSやXServer VPS for Gameには、OSやゲーム本体を自動で入れる「アプリケーションイメージ(テンプレート)」があり、プランを選んでARKを指定すれば数分でサーバーが起動します。
- 設定ファイルを書き換える:テイム速度・採取量・経験値・恐竜の最大レベルなどは、テキストファイルの数値を変えて再起動するだけで反映されます。
- MODを導入する:Steam WorkshopでMODのID番号を控え、設定ファイルに追記して再起動すると、サーバーが自動でダウンロードします。
公式サーバー(Studio Wildcardが運営する共用サーバー)と違い、自分で借りたサーバーはこれらをすべて自由に変えられます。テイムに丸一日かかる公式の倍率を、身内で遊ぶ用に3倍・5倍へ上げられるのが個人サーバーの一番のうまみです。
テンプレートで立てる:ConoHaとXServer VPS for Gameの違い
ARKはメモリを多く食うゲームなので、マイクラ(Minecraft)より一段上のプランから考えます。プランと同時プレイ人数の目安は、XServer VPS for Gameの公式が明示しているので、これを基準にすると迷いません(2026年9月時点・公式サイト確認)。
| サービス/プラン | vCPU・メモリ | 人数の目安 | 月額(12ヶ月) | 月額(36ヶ月) |
|---|---|---|---|---|
| XServer VPS for Game 2GB | 3コア/2GB | 4人以下 | 1,540円 | 1,265円 |
| XServer VPS for Game 4GB | 4コア/4GB | 5〜10人 | 2,200円 | 2,035円 |
| XServer VPS for Game 8GB | 6コア/8GB | 11〜20人 | 4,400円 | 3,850円 |
| XServer VPS for Game 16GB | 8コア/16GB | 20人以上 | 9,350円 | 8,690円 |
| ConoHa VPS 4GB | 4コア/4GB | (時間課金で運用可) | 1,289円(更新1,791円) | 1,167円(更新1,691円) |
広告この記事の結論:XServer VPS for Game
プレイヤー数の目安が公式に示されており、ARKのようなメモリを多く使うゲームでも4GB(5〜10人)なら36ヶ月契約で月2,035円から始められます。
広告です。最新の料金は公式でご確認ください。
![]()
両者の性格は次のように分かれます。XServer VPS for Gameは初期費用0円で、プラン名が「プレイヤー数」で選べるようになっており、初めての人でも人数から迷わず決められます。加えて、Palworld・Minecraft・ARKについては他社サーバーからの簡単移行機能が用意されているため、すでに別のホストでワールドを持っている場合に引き継ぎやすい設計です。
一方のConoHa VPSは時間課金(4GBで7.3円/時・月上限3,608円)があるのが強みで、遊ぶ時だけ起動して使わない間は停止すれば料金を抑えられます。週末だけ集まって遊ぶような使い方なら、常時課金のプランより安く上がることがあります。
xserver・conohaでのARK設定ファイルはどこにある
サーバーが立ち上がったら、次はファイルの場所を押さえます。ARKの挙動を決める設定ファイルは、ゲームのインストール先の中にあります。多くの環境で共通するのは次の2ファイルです。
- GameUserSettings.ini:テイム速度・採取量・経験値・最大レベルなど、日常的に触る設定の大半がここ。
- Game.ini:アイテムや生物ごとの細かい上書き、レベルごとのステータス配分など、より踏み込んだ調整用。
どちらも「ShooterGame/Saved/Config/」以下(LinuxServer または WindowsServer のフォルダ内)に置かれるのが標準です。ホストによってはコントロールパネル上のファイルマネージャーやWebコンソールから直接編集できる場合と、SSH(暗号化された通信で離れたサーバーのコマンドを手元から操作する仕組み)やSFTPで接続して開く場合があります。XServer VPS for Game・ConoHa VPSそれぞれの編集画面への入り方は、テンプレート付属のマニュアルに沿ってください。
編集の鉄則は「サーバーを停止してから書き換え、保存後に再起動する」ことです。起動中に書き換えても、サーバー側が持っている値で上書きされて消えることがあります。
テイム速度・採取量を変える(conoha ark サーバー設定の核)
ここが多くの人のつまずきどころです。テイム速度などの倍率は、GameUserSettings.ini の [ServerSettings] という見出しの下に1行ずつ書きます。標準値はすべて1.0で、数字を大きくするほど楽になります。
| 変えたいこと | 項目名 | 入れ方の例 |
|---|---|---|
| テイムにかかる時間を短く | TamingSpeedMultiplier | 3.0(約3倍の速さでテイム) |
| 素材の採取量を増やす | HarvestAmountMultiplier | 2.0(採取量が2倍) |
| 経験値の入りを早く | XPMultiplier | 2.0(経験値2倍) |
| 1日の昼夜の長さを変える | DayCycleSpeedScale | 0.5(夜が来るのを遅く) |
| 野生恐竜の最大レベルを上げる | OverrideOfficialDifficulty | 5.0(野生の最大レベルが上がる) |
たとえば身内3〜4人で気楽に遊ぶなら、TamingSpeedMultiplier を3.0〜5.0、HarvestAmountMultiplier を2.0前後にすると、平日の夜だけでも恐竜を揃えて進められます。書き換えたら保存し、コントロールパネルからサーバーを再起動します。再起動しない限り値は反映されません。「変えたのに変わらない」の原因はほぼこれです。
MOD導入の手順:Steam WorkshopからARKに追加する
MODの追加も設定ファイル1行で完結します。恐竜追加・建材追加・スタック数変更など、ARKはMODの数が多く、これが自前サーバーの醍醐味です。
- Steamの「ARK: Survival Evolved」のWorkshopページで、入れたいMODを開きます。
- MODページのURL末尾にあるID番号(数字の羅列)を控えます。複数入れるならそれぞれの番号を控えます。
- GameUserSettings.ini の [ServerSettings] に ActiveMods= の行を作り、番号をカンマ区切りで並べます(例:ActiveMods=111111,222222)。
- 保存してサーバーを再起動すると、サーバーが自動でMODをダウンロードして反映します。
- 遊ぶ側(クライアント)も同じMODをSteamでサブスクライブ(購読)しておくと、参加時に自動で同期されます。
注意したいのは、地形や生物を差し替える大型MODを後から外すとセーブデータに不具合が出る点です。導入前にワールドのバックアップを取り、MODは最初にまとめて決めておくのが安全です。順番も影響するMODがあるため、動作がおかしいときは番号の並び順を見直します。
人数別のスペックと料金の目安・計算例
最後に、実際にいくらかかるかを人数別に置きます。ARKはメモリ消費が大きいので、同じ人数でもマイクラより1段上のメモリを選ぶと安定します。
計算例:4人でMOD入りPvEを常時稼働する場合
XServer VPS for Game 4GB(5〜10人以下・4コア)を12ヶ月契約すると月2,200円、初期費用0円で年間26,400円。36ヶ月契約なら月2,035円まで下がり、総額は 2,035円×36=73,260円 です(2026年9月時点・公式サイト確認)。人数が20人規模に増える見込みがあるなら、最初から8GB(11〜20人・6コア、12ヶ月4,400円)を選ぶと、途中の作り直しを避けられます。
週末だけ遊ぶ場合は、ConoHa VPS 4GBの時間課金(7.3円/時・月上限3,608円)を使い、遊ばない時間はサーバーを停止すると節約になります。ただし停止し忘れると上限まで課金されるので、遊び終わったら停止する運用が前提です。どちらのサービスも初期費用は0円で、常時人が集まらないうちは小さいプランから始め、重くなってから上げる形が無駄がありません。
よくある質問
公式サーバーと自分で立てたサーバーは何が違いますか
公式サーバーは倍率が固定でMODも入れられませんが、借りたサーバーはテイム速度・採取量・最大レベルを自由に変えられ、MODも導入できます。身内だけの非公開サーバーにもできます。
テイム速度を変えたのに反映されません
ほとんどの原因は再起動忘れです。GameUserSettings.iniを保存しただけでは反映されず、サーバーの停止・再起動が必要です。起動中に編集すると値が戻ることもあります。
MODを入れるとセーブデータは消えますか
追加するだけで消えることは基本的にありませんが、地形や生物を変える大型MODを後から外すと不具合が出ることがあります。導入前にワールドをバックアップしておくと安心です。
何人まで一緒に遊べますか
XServer VPS for Gameの目安では、2GBで4人以下、4GBで5〜10人、8GBで11〜20人、16GBで20人以上とされています(2026年9月時点・公式サイト確認)。MODを多く入れるほど負荷が上がるため、余裕を持ったメモリを選ぶと安定します。
後からスペックを上げられますか
多くのVPSはプラン変更に対応していますが、手順や再構築の要否はサービスによって異なります。契約前に各社のプラン変更の可否を確認しておくと、人数が増えたときに慌てずに済みます。
他社で立てたARKサーバーから引っ越せますか
XServer VPS for Gameには、Palworld・Minecraft・ARKについて他社サーバーからの簡単移行機能があります。すでに別のホストでワールドを持っている場合は、この機能でデータを引き継げます。
遊ばない時間の料金はどうなりますか
XServer VPS for Gameは契約期間分を前払いする常時課金です。ConoHa VPSは時間課金があり、停止すれば課金が止まる(月上限まで)ため、遊ぶ時だけ起動する使い方なら費用を抑えられます。
参考・出典
- XServer VPS for Game 公式(プラン別プレイヤー数・簡単移行):https://game.xserver.ne.jp/
- XServer VPS 料金:https://vps.xserver.ne.jp/price.php
- ConoHa VPS 料金(時間課金・月額上限):https://www.conoha.jp/vps/pricing/

