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友人と遊ぶためにパルワールド(Palworld)の専用サーバーを借り、捕獲率や経験値の倍率を上げようと設定ファイルを書き換えた。ところがサーバーに入り直しても数字が元のまま戻っている——この「変更したのに反映されない」は、パルワールドのサーバー運用でいちばん多くつまずくポイントです。原因の大半は設定項目そのものではなく、編集と再起動の順番にあります。
結論から言うと、選ぶ基準は「どの項目を、どの方法で変えるか」を最初に切り分けることです。管理パネルのフォームで変えられる項目なのか、それとも PalWorldSettings.ini(パルワールドの設定を保存したテキストファイル)を直接書き換える必要がある項目なのかを把握し、どちらの場合も必ず「サーバーを停止してから編集し、そのあと起動する」順で反映させる。この一点を守るだけで、設定が消える・戻る事故はほぼなくなります。この記事では設定ファイルの所在、変更できる主要項目、そして反映されない典型パターンの直し方を運用目線で整理します。
パルワールドのサーバー設定ファイルはどこにあるか
パルワールドの専用サーバーの挙動は、原則として PalWorldSettings.ini という1つのテキストファイルで決まります。捕獲率も、死亡時のペナルティも、参加人数の上限も、すべてこのファイルの中の1行を書き換えることで変わります。まず押さえるべきは、このファイルがどこに置かれているかです。
Steam版の専用サーバーを自分で導入した場合、設定ファイルはサーバーの導入フォルダ配下の Pal/Saved/Config/ にあります。初回起動までは初期設定を保存した「デフォルト」用のファイルしか無く、一度サーバーを起動して初めて、実際に読み込まれる編集用の PalWorldSettings.ini が生成される、という順番になっています。この生成前に編集しようとして「ファイルが無い」と戸惑うのは、最初の関門です。
ゲーム専用のVPS(仮想専用サーバー=1台のサーバーを分割して専有できるサービス)を使う場合は、事業者ごとに設定を触る場所が用意されています。XServer VPS for Game はパルワールドのテンプレートで構築でき、管理パネルからサーバーの起動・停止や設定変更を行えます。ConoHa のゲーム向けVPSも同様に、パルワールド対応のイメージが提供されています。いずれも、パネルのフォームで変えられる項目と、SSH(暗号化した通信で離れたサーバーのコマンド操作を行う仕組み)などでファイルを直接編集する項目が混在するため、「今から変えたい項目はどちらの方法か」を先に確かめておくと迷いません。各事業者のパルワールド構築手順と設定ファイルの正確な保存パスは、公式の案内で最新のものを確認してください。
PalWorldSettings.ini の主要項目(変更できる項目)
設定は数十項目ありますが、個人・少人数マルチで実際に触るのはごく一部です。よく変更する主要項目を、役割ごとにまとめます。倍率系の項目は初期値が「1.000000(等倍)」で、数字を上げるほど効果が強くなります。
| 項目名 | 役割 | 変更の目安 |
|---|---|---|
| ServerName / ServerDescription | サーバーの表示名と説明文 | 一覧で識別しやすい名前に |
| ServerPassword | 参加時に必要な合言葉 | 身内限定にするなら設定 |
| AdminPassword | 管理者コマンドを使うための鍵 | 必ず設定(空欄だと管理操作不可) |
| ServerPlayerMaxNum | 同時参加できる最大人数 | プランのスペックに合わせる |
| PublicPort | 公開ポート番号 | 基本は既定のまま |
| DeathPenalty | 死亡時に何を失うか | None/Item/ItemAndEquipment/All から選ぶ |
| ExpRate | 経験値の入りやすさ(倍率) | 上げると育成が速い |
| PalCaptureRate | パルの捕獲しやすさ(倍率) | 上げると捕まえやすい |
| DayTimeSpeedRate / NightTimeSpeedRate | 昼・夜の時間の進む速さ | 夜を短くしたいときなど |
| PalEggDefaultHatchingTime | 卵の孵化にかかる時間 | 短くすると繁殖が快適 |
広告この記事の結論:XServer VPS for Game
パルワールド対応のプランがプレイヤー数の目安で選べ、2GB(4人以下)なら36ヶ月契約で月1,265円から始められます。
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DeathPenalty(死亡ペナルティ)は数字ではなく選択式で、None は何も落とさない、All は装備もパルも落とす、というように4段階から選びます。身内で気楽に遊ぶなら軽め、緊張感を出したいなら重め、と遊び方に直結する項目なので、参加者の合意を取ってから変えるのがおすすめです。捕獲率や経験値の倍率は、上げすぎるとゲームがすぐに単調になりやすいので、1.5〜2倍程度から様子を見て調整すると失敗しにくくなります。
設定変更が反映されない原因は「再起動の順番」
ここが本記事の核心です。「ファイルを正しく書き換えたのに反映されない」ケースの大半は、次のどちらかです。
- サーバーが起動したまま編集した。稼働中のサーバーはメモリ上に設定を読み込んでおり、多くの構成では終了時にメモリ側の内容でファイルを上書きします。そのため、動いている最中に書き換えた1行は、サーバーを止めた瞬間に元の値へ巻き戻されます。
- 編集したファイルが読み込み対象ではなかった。デフォルト用のファイル(初期設定のひな形)だけを直して、実際に読み込まれる Pal/Saved/Config/ 側の PalWorldSettings.ini を直していない、というパターンです。
したがって、正しい反映の順番は決まっています。①サーバーを停止する → ②PalWorldSettings.ini を編集して保存する → ③サーバーを起動する。この順を守れば、上書きも巻き戻しも起きません。VPSの管理パネルで設定を変える場合も内部では同じことが起きているため、パネル上で「停止」してから設定を保存し、あらためて「起動」する流れになります。
反映されないときの切り分けは、次のフローで進めると原因にたどり着きます。
- 編集したのは Pal/Saved/Config/ の PalWorldSettings.ini か。デフォルト用のファイルを直していないか確認する。
- 編集時にサーバーは完全に停止していたか。停止を挟まず書き換えていたなら、停止→編集→起動でやり直す。
- 書式は崩れていないか。1行に全設定が並ぶ形式のため、途中でカンマや括弧が抜けると、その行以降がまるごと初期値に戻ることがある。
- それでも戻るなら、編集後に自動起動や別プロセスがファイルを上書きしていないか(VPSの自動再起動設定など)を確認する。
「1行に全設定がカンマ区切りで並ぶ」という形式は、パルワールドの設定ファイル特有のクセです。一部だけ書き換えたつもりが括弧の対応を崩し、その結果すべての項目が初期化された、という事故が起きやすいので、編集前にファイルをコピーして控えておくと安全です。
XServer VPS for Game と ConoHa、設定変更のしやすさ
自分でSteam版のサーバーを立てる方法は無料で自由度も高い一方、ファイルの所在把握やポート開放、常時稼働の維持まで自分で面倒を見る必要があります。手間を減らしたいなら、パルワールドのテンプレートが用意されたゲーム向けVPSが現実的です。XServer VPS for Game はプランごとに想定プレイヤー数の目安が公表されており、人数から選びやすいのが利点です(2026年9月時点・公式サイト確認)。
| プラン | vCPU/メモリ | プレイヤー数の目安 | 月額(1ヶ月/36ヶ月) |
|---|---|---|---|
| 2GB | 3コア/2GB | 4人以下 | 1,980円/1,265円 |
| 4GB | 4コア/4GB | 5〜10人以下 | 2,640円/2,035円 |
| 8GB | 6コア/8GB | 11〜20人以下 | 5,280円/3,850円 |
| 16GB | 8コア/16GB | 20人以上 | 11,770円/8,690円 |
友人数人で遊ぶ用途なら 4GB プランが人数と価格のバランスを取りやすく、大人数で常設するなら 8GB 以上を検討する、という選び方になります。XServer VPS for Game にはパルワールドやマイクラ、ARK を他社サーバーから移す「簡単移行」機能も用意されているため、すでにワールドがある人の乗り換え先としても候補になります。ConoHa もパルワールド対応のイメージを提供しており、料金体系や時間課金の有無で選び分けます。どちらを選ぶ場合でも、設定変更の反映手順(停止→編集→起動)は共通です。
ゲーム用途を離れて、ブログやサイト運営を含めた個人向けサーバー全体の費用感を先に押さえたい場合は、個人向けの主要サーバーを3年総額で比較した記事もあわせて参考にしてください。
設定変更で失敗しないための手順
初めて設定を変えるときは、次の順番で作業すると事故を防げます。
- 作業前に、現在の PalWorldSettings.ini をコピーして控える(戻せるようにする)。
- 管理パネルまたはコマンドでサーバーを完全に停止する。
- Pal/Saved/Config/ の PalWorldSettings.ini を開き、目的の項目だけを書き換える。括弧とカンマを崩さない。
- 保存し、サーバーを起動する。
- 実際にサーバーへ入って、変更が効いているか(捕獲率や参加人数など)を1つだけ確認する。
- 意図どおりでなければ、控えたファイルに戻してからやり直す。
この「1つずつ変えて、1つずつ確認する」進め方が、原因の切り分けをいちばん楽にします。複数項目をまとめて変えると、どれが効いていないのか分からなくなり、結局すべてを疑うことになります。
よくある質問
設定を変えたのに反映されません。何を疑えばいいですか。
まずサーバーを停止せずに編集していなかったかを確認してください。稼働中に書き換えた内容は、終了時にメモリ側の値で上書きされて戻ることがあります。停止→編集→起動の順でやり直すのが基本です。
デフォルト用のファイルと実際に読み込まれるファイルの違いは何ですか。
初期設定のひな形と、実際にサーバーが読み込む設定ファイルは別物です。編集すべきは Pal/Saved/Config/ にある PalWorldSettings.ini で、こちらはサーバーを一度起動して初めて生成されます。ひな形だけを直しても反映されません。
最大参加人数を増やせば大人数で遊べますか。
ServerPlayerMaxNum で人数の上限は変えられますが、実際に快適に遊べる人数はサーバーのメモリやvCPUに左右されます。人数を増やすなら、プランのスペックも合わせて見直すのが安全です。
設定ファイルを壊してしまいました。元に戻せますか。
編集前にコピーを控えていれば、そのファイルで置き換えれば元に戻せます。控えが無い場合でも、サーバーを停止した状態で問題のファイルを削除して再起動すると、初期設定のファイルが再生成されることがあります。ワールドデータ(セーブ)とは別の場所なので、設定を作り直しても進行状況は残ります。
VPSと自分で立てるサーバー、どちらが設定変更は楽ですか。
ゲーム向けVPSは管理パネルから起動・停止と設定変更ができ、ファイルの所在やポート開放で悩みにくい分、初めてなら楽です。自分で立てる方法は無料で自由度が高い代わりに、稼働維持や書式管理をすべて自分で行う必要があります。
倍率はどのくらいから調整すればいいですか。
経験値や捕獲率の倍率は初期値が等倍(1.0)です。いきなり大きく上げるとゲームがすぐ単調になりやすいので、1.5〜2倍程度から始めて、遊びながら好みに合わせるとバランスを取りやすくなります。
参考・出典
- XServer VPS for Game 公式(プラン別プレイヤー数目安・パルワールド対応・簡単移行): https://game.xserver.ne.jp/
- XServer VPS 料金: https://vps.xserver.ne.jp/price.php
- ConoHa VPS 料金: https://www.conoha.jp/vps/pricing/

